2023年1月15日 第648号
全借連総会で発言する藤田代議員 |
全借連第34回定期総会が12月4日午前10時30分から中野区中野サンプラザで開催され、全国から代議員・評議員43名が参加。地元東京から代議員12名、評議員10名合計22名が参加し、総会の成功に貢献した。
今回の総会は、コロナウイルス感染症が治まらない中で、日帰りで時間を短縮しての開催となったが、議長団に東借連から高橋事務局長が選ばれ、スムーズに議事運営が行われた。午前中は全借連の細谷事務局長が総会議案を報告し、足立借組の若色会計監査が決算報告に対する監査報告を行った。
午後の討論では、多摩借組の藤田代議員からツイッターを通じて保証会社被害で共鳴する仲間とつながり、保証会社に関し借主の実態調査を初めて実施し、国交省交渉を行った経験等が報告され、参加者に大きな感銘を与えた。足立借組の若色代議員から組合を持続するために後継者の育成が大きな課題であること等が発言された。全借連の中で東借連の役割は増々重要になっている。
中野区のアーケード |
中野区で賃貸アパートを借りていた丸田さん(仮名)は11月で物件を退去した。
管理会社から原状回復の通知書が届き、敷金2ヶ月分では足りないと追加費用を請求された。
丸田さんは常に奇麗に使って生活してきたので、納得できなかった。
しかも管理会社が家主の名前も記載せず独自に請求しており、家主と協議すると返答すると連絡は取ってはいけない、この請求で決まりなので絶対支払うことと言われた。家主と管理会社が最近変更になり家主名は教えてくれない。
丸田さんは国土交通省のガイドラインで確認しており、納得いかない部分が多数あった。
組合のアドバイスは、法務局で登記簿を取り、記載の家主宛に手紙を書き、原状回復請求を管理会社から受けているが納得いかない部分があることを伝え、協議しても合意に至らなければ、敷金の返還を求め、原状回復費用の支払いを拒否する。
その後家主が訴訟にしてくるかもしれないとアドバイスした。