住まいの貧困に取り組むネットワーク4周年の集い |
住まいの貧困に取り組むネットワーク4周年の集い、シンポジウム「人が大切にされる住まいと暮らしを」が4月7日午後1時から新宿区・保育プラザで80名の参加で開催された。
シンポジウムでは、高齢者・ホームレス・障がい者・児童養護施設退所者・女性・外国人などの居住や生活の援助等の最前線で活動をしている支援者の立場から弱い立場に置かれている人達の実態と問題点や課題が報告された。
NPO法人自立サポートセンターもやいの稲葉剛氏は「国や都の住宅政策の遅れで、低所得で単身高齢者は劣悪なアパートやホームレスのための宿泊施設に長期にわたって住み続けている」と訴えた。また、精神科医でNPO法人TENOHASHIの森川すいめい氏は「身寄りもお金のない認知症高齢者は都外にある劣悪な高齢者施設に送らざるを得ない」と高齢者施設の実態を告発した。最後に、ネットワーク世話人の坂庭国晴氏よりシンポの報告と議論を踏まえ、国土交通省と厚労省あてに要請書を提出し、5月中に両省と交渉する。シンポの内容をパンフレットに発行する等の提起があった。
東借連総会後はじめての第1回理事会が4月17日午後6時から豊島区内で理事・三役13名の参加で開催された。
佐藤会長より、開会の挨拶とともに、理事会と東借連理事の役割と任務について説明がされた。
議事は生駒副会長の司会ですすめられ、自己紹介の後、細谷事務局長から報告事項が述べられ、桜井副会長(会計担当)より2月・3月の月別収支報告が行われた。
討議事項では、東借連第33回の定期総会の総括について参加者全員が感想を述べ、次期総会に向けて分散会の討議のやり方等について、参加者が総会に参加して確信が持てる総会にできるよう努力することを確認した。
専門部については新聞編集部会・組織拡大部会・理論学習部会を設け、部員の選任を行った。東借連新聞については毎月理事が1本以上の記事を書くことを確認した。
この他、東借連夏季研修会を8月31日(土)に開催することを決定した。組織拡大強化では、総会未開催組合に対しては組合との協議を行い、組織原則に基づき指導を強化し、次回理事会に報告することを確認した。
足立区内で借家をして10数年になる岩木さん(仮名)は更新料問題で組合に入会し、その後法定更新になった。
今回は不動産屋に雨漏りの修繕要請をしても、一向に履行してくれないので組合事務所に夫婦で相談に行った。
組合では建物賃貸借契約書を吟味し、岩木さんからも話を聞き、民法606条1項の「賃貸人は賃借物の使用及び収益に必要な修繕をなす義務を負う」と定めていることを説明した。その上で、家主は借家人が契約通りに建物を使用できるよう修繕する義務があると付け加え、まずは直接家主宛てに期日を区切り雨漏りの修繕を要求し、修繕が行われなければ借家人が業者に依頼し、家主に修繕費用を請求し、支払がない場合賃料から修繕費用を相殺する旨を内容証明郵便にして送った。
しばらくすると家主が業者に依頼したのか修繕の下見に来た。2週間後には工事が終了し、岩木さんからお礼の電話が組合に寄せられた。今回は不動産屋に無視されてもあきらめず、家主に内容証明郵便で修繕請求を申し入れたことが好結果につながった。
■城北借組「西武デパート相談会」
6月12日(水)・13日(木)午前11時~午後5時(午後1時~2時昼食休憩)まで西武デパート7階。
「2013年度定期総会」
6月30日(日)午後1時半開会、豊島区生活産業プラザ(池袋駅西口徒歩10分)。
連絡・(3982)7654。
■葛飾借組「定例相談」
毎週水・金曜日の午前10時から組合事務所。連絡・(3608)2251。
■足立借組「定例相談」
毎月第2日曜日午後1時から組合事務所。連絡・(3882)0055。
■荒川借組「第32回定期総会」
6月2日(日)午後1時から荒川区町屋区民事務所ひろば館。
「法律相談」
毎月第3金曜日の午後7時から組合事務所。相談者は要予約。連絡・(3801)8697。
■北借組「法律相談」
毎月第1・第3水曜日午後7時から赤羽会館。相談者は要予約。連絡・(3908)7270。
■多摩借組「定例法律相談会」
6月1日(土)午後1時半から組合事務所。相談者要予約。
「第32回定期総会」
5月19日(日)午後1時半開会、国分寺労政会館。連絡・042(526)1094。
■城東借組「第3回定期総会と学習会」
5月25日(土)午後1時から台東1丁目会館。連絡・(3837)7611。