東借連第16回理事会は、1月24日午後6時から新宿区内で開催した。
報告事項に続く、討議事項では東借連第33回定期総会の総会議案と規約改正案が細谷事務局長、佐藤会長より提案された。
総会議案の「組織の拡大強化」について、前総会で「組合員が主人公の組合づくり」をめざし、「定期総会・役員会の開催を組合員に責任をもつ民主的組合への試金石であり、最低限の活動である」ことが確認された。
この間、城北借組の女子会の活動など組合員が相互に交流する活動が活発化する一方で、総会方針に反し、総会・役員会を定期的に開催されないまま、組合の存続の危機を迎えている組合に対して、東借連の指導性をいかに発揮すべきか規約の改正も含め活発な議論が展開された。2月1日の評議員で総会議案を決定し、3月3日の総会に提案することを確認した。また、総会成功に向けて各組合で総会代議員・評議員の選出を急ぐことを確認。その他、民間賃貸住宅の家賃補助の署名運動について2月末を第1次集約に署名を集約すること等を決定した。
借地借家法改悪反対全国連絡会は、1月15日午後3時から打合せ会議を公団自治協事務所において開催した。
同連絡会は、民間賃貸住宅で普及していない定期借家制度が公社住宅や公営住宅などに導入され、民間でもシェアハウスなど不安定な居住が広がっていることから引き続き反対運動を強化することになった。
当面、全国規模の交流集会として「定期借家制度に反対し、公共・民間賃貸住宅の住み続ける権利を守る全国交流集会」を3月16日(土)午後1時半からUR公団王子5丁目団地集会所(地下鉄南北線王子神谷駅下車)で開催することが決まった。集会規模は100名とし、全借連では20名以上の参加動員をめざして取り組む。
熊谷さんの住む板橋区若木地域 |
板橋区若木で借地している熊谷さん(仮名)のところに、昨年の夏に地主と新地主と共同で「所有者が変わりましたので、今後、地代は新しい地主に支払って下さい」という通知がきた。
しかしその後、旧地主から当面、今まで通り地代の支払いはするように通知された。不審に感じていたところ、新地主からは今度集金に伺うから日時を調整したいと言ってきた。以前からの知人の紹介で城北借組を知って、西武デパートの無料相談会にきた。
相談の中で新地主の狙いは、地代の集金が目的ではなく、毎月の集金を口実に借地人との面談で底地を買うか借地権を売るかの二者択一を迫ってくるのが通常であることを話した。また、新地主かどうかはっきりするまですなわち土地の登記簿を示してから話し合いに応じ、地代の支払いを行うという通知をすることにした。今後は、近隣の借地人にも呼びかけて借地人が協力していくことも視野に入れ、チラシの配布や相談会の計画をしていくことにした。