津波で破壊された陸前高田市の中心市街地 |
東日本大震災で最大の被害を出した岩手県陸前高田市の現地視察とボランティアのツアーが、4月28日~30日に行なわれた。陸前高田市は、4月30日現在、死者1432人、行方不明者770人、倒壊家屋3341戸で、海に近い中心市街地は壊滅的な被害を受けた。
ツアーは、28日夜バス2台で上野を出発し、29日の早朝南三陸を視察し、午前9時前に陸前高田市の共同支援センターに到着した。国道340号線が気仙川に近づくと、家屋がなぎ倒され、津波のすさまじいつめ跡が見えてきた。高台にある共同支援センターでは、地元の市議さんや支援者の皆さんの出迎えを受けた。ツアー参加者は、班に分かれ、支援物資を市民に手渡したり、十数台の車に分乗し、市民の困ったことや要望を聞く調査活動などを行なった。
正前左側が中里前市長 |
午後には、2月に市長を交代した中里前市長と面会した。中里前市長は「1ヵ月前に戸羽市長にバトンタッチした直後に今回の震災に会った。8年間の間につくった公共施設も全て失い、本当のところどこから手を付けていいのか分からないというのが実感です。街は破壊されたが、自分たちの街は自分たちで守るという市民の力は不滅であり、戸羽市長の下で全国の先駆けになる街に復興させていきたい」と訴えていた。
参加者はバスで陸前高田の中心市街地を視察した。市役所も病院、消防署、体育館など公共施設が全て被災し、地震で地盤沈下し海水がひいていない所もあった。瓦礫もまだまだ残っていて、広田湾に面した浜は高田松原とよばれ、日本百景に指定されたところの面影もなく、松が1本だけ残った姿が痛ましかった。
29日は岩手湯本温泉に宿泊し、夕食後、陸前高田市からの避難者の方々と交流した。翌日の30日午前中に、映画「いのちの山河」の舞台となった日本で最初に老人医療を無料にした沢内村(現在は西和賀町)で現地交流を行ない、深沢元村長の資料館を見学した。
6月11日に市民集会とデモ
日本住宅会議、住まいの貧困に取り組むネットワーク、国民の住まいを守る全国連絡会の3団体は、東日本大震災から3ヵ月が経つ、6月11日に市民集会を開催する。
集会の名称は「大震災から3ヵ月 今こそ住宅・居住支援を!~『住まいは人権デー』市民集会」。大震災から早くも2ヵ月が経過するが、いまだに10万人を越える人たちが避難生活で、不自由な生活を強いられている。仮設住宅の建設が急がれているが、全ての人が入居できる見通しも立っていない。
国連の「住まいは人権」宣言が採択された6月14日を記念して、毎年、住宅関係団体による「住まいは人権デー」が取り組まれてきた。今年は、大震災から3ヵ月後の6月11日に、市民集会を開催し、被災地の現状と実態を明らかにするとともに、住まいの貧困の状況を告発し、住宅・居住支援の抜本的強化を国と自治体に求めていく。
日時 6月11日(土)午後1時30分~4時30分
会場 渋谷区・千駄ヶ谷区民館・集会場(JR山手線原宿駅より徒歩6分)
水原さんの住む大田区中央地域 |
大田区中央地域で約90㎡の土地を賃借して木造二階建の建物に居住している水原(仮名)さんは、契約期間満了期日5ヵ月前に地主代理人の不動産業者より、書面にて期日1ヵ月までに更新手続きを済ませるようにと通知され、更新請求を通告すると同業者から更新料を請求された。
早速、水原さんは更新料の支払いを拒否、更新期日以降の地代も支払い済みであり法定更新を選択する旨を回答する。同業者から更新料を支払って更新手続きを行わない場合は、支払い済みの地代を含む今後地代を損害金とするとの三度目の通告を受けた。
法的に更新料支払い義務がないことや、支払い慣習もない旨の最高裁判決を熟知している水原さんは、自ら地代を供託することを代理人の業者に通告することを決意。なお、水原さんは同業者にかかわる借地人に組合を紹介し、更新料の不払いを他の借地人に啓蒙したいと述べている。
■城北借組「西武デパート相談会」
6月15日(水)・16日(木)午前11時~午後5時(午後1時~2時昼食休憩)まで、西武デパート7階お客様相談室。
「法律相談」
6月17日(金)午後2時から組合事務所要予約。連絡・(3982)7654.
■多摩借組「定例法律相談」
6月4日(土)午後1時30分から組合事務所。相談者は要予約。
「第31回定期総会と学習会」
5月29日(日)午後1時15分から東京都国分寺労政
会館。午後3時から同会場で学習会を行う。連絡・042(526)1094。
■江東借組「法律相談」
毎月第2水曜日午後6時から大島総合区民センター。連絡・(3640)4694。
■葛飾借組「定例相談」
毎週水・金曜日の午前10時から組合事務所。連絡・(3608)2251。
■足立借組「定例相談」
毎月第2日曜日午後1時から2時、組合事務所。連絡(3882)0055。
■荒川借組「夜間相談会」
毎月第1・第3水曜日午後7時から組合事務所。
「法律相談」
毎月第3金曜日の午後7時から組合事務所。相談者は要予約。連絡・(3801)8697。
■北借組「法律相談」
毎月第1・第3水曜日午後7時から赤羽会館。相談者は要予約。連絡・(3908)7270。
■世田谷借組「相談会」
毎月23日午後2時~7時まで組合事務所。連絡・(3428)0828。