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2025年5月15日 第686号


全借連会長 田中祥晃さんをしのぶ会
弱者に寄り添い ともに闘って


田中祥晃元会長
しのぶ会参加者一同
しのぶ会会場にて

 4月19日、田中祥晃さんをしのぶ会が尼崎市女性センタートレピエで盛大に開かれました。司会は庄本悦子兵庫県会議員が務め、実行委員会を代表して古本雅俊会長があいさつと献杯の音頭を行いました。
 田中祥晃さんのプロフィールが画面に写し出され、大阪府吹田市で6人兄弟の長男に生まれ、家族は空襲に遭い島根県太田市に疎開し高校を卒業すると大阪高速印刷に入社、うたごえ運動や各種のサークル活動を組織し中心的な役割を果たしてきました。
 続いてテレビ番組「ガイアの夜明け」に出演したDVDが上映され、田中さんが生活弱者に寄り添い、どんな横暴を許さず、筋を通し正義を貫く映像に参加者は感動に包まれました。
 次に、田中さんと関わった弁護士、司法書士、住宅・サラ金・民商関係など各界、兵庫借組など12名の方々が送る言葉を述べました。
 田中さんは、1975年、サラ金被害パニック問題が発生。全国に先駆けて被害者の救済運動をはじめ、全国的に被害者救済組織づくりに尽力、大阪いちょうの会、通称阪神あすひらく会等を結成。2006年、草の根運動で高金利と多重債務被害を規制する「貸金業法」を国会で成立させた運動に加わりました。
 1995年の阪神淡路大震災の時、借地借家に住む家を失った被害者の相談を行い、半年間で2000件の相談。当時、尼崎借地借家人組合を立ち上げました。安心して住み続ける対策会議の立ち上げ、その後2012年から生涯にわたり全借連会長を勤めました。各発言者から田中さんの功績が高く評価され、解決すべき課題について発言もありましたが、それぞれの方たちから田中さんの遺志を継承していく決意が述べられました。妻の美代子さんから「感謝の言葉と「今後とも頑張ります」とあいさつがありました。
 偲ぶ会には全借連から馬場博副会長、細谷紫朗事務局長が列席、細谷事務局長が全借連を代表し永年全借連運動を共にしてきた想いを述べ、綾事務局次長の送る言葉が代読されました。会場には105名が出席し田中祥晃さんを偲びました。

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