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2024年10月15日 第679号


能登半島地震被災地から〜緊急支援策を!
能登半島地震被災者共同支援センターの訴え!


黒梅明事務局長

 地震は一瞬にして地形を変え、住居、生命、町を徹底的に破壊する。被災者の暮らし再建を「自助・共助・公助」で進めるのは責任のすり替えだ。
 国民の生命、暮らしを守るのは政治の責任、被災者救援・復興は政治の課題だ。能登半島地震から九ヵ月経ったが、倒壊した家々がそのままの無人地域が残り、生活道路は仮復旧、半島を一周する国道249号線は断線。これが現状だ。
 被災者は能登を愛し、ここに住み続けたいと強く願っているが、住宅再建のめどは立たず、生業を失った被災者は生活不安に囚われている。なのに県は「道路も復旧し、スーパーやコンビニも開店したから自活を」と言う。財務省は「被災地の復旧・復興は将来の需要減少や維持管理コストも念頭に置き」と述べる。さらに10月21日の豪雨災害で住宅・道路・田が浸水・破壊され、死者も出た。

被災地「珠洲市宝立町鵜飼5」
 立ち上がる気力を失わさせるダブル被災だ。このままでは能登から離れなければならない人がさらに増える。これでいいのだろうか。こんな政治でいいのだろうか。皆さんに訴えたい。今、声をあげなければ、地震大国日本の未来はない。被災者の人権を守れない政治は変えなければならない。住居再建のめどが立たない、生業を失ったので日々の暮らしを支える仕事がしたい、元居た地域で近所仲間と一緒に住みたい、と被災者は強く望んでいる。
 しかし県は全ての避難所を年内に閉鎖する、仮設入所者には二年後には住居を確保しなさいと言い、先の見えない被災者は心を傷めている。被災者が求めているのは米・水などの食料であり、日用生活用品、衣類などだ。車のない方は買い物に行けず、全ての資産を失った被災者には暮らしに必要な現金が足りないからだ。倒壊した家屋の片付け、新たな水害の土砂出しなどの支援を強く願っている。
 国の無策とは違って、被災者を支援する国民の意思は熱く、カンパや物資がどんどん寄せられる。この力に励まされ、共同支援センターは毎日活動している。

能登半島災害支援募金送り先

《金融機関》
 のと共永信用金庫 羽咋支店
 普通口座 1272487
《口座名》
 能登半島地震被災者支援センター

代表 黒梅 明

能登半島災害支援物資送り先

 郵便番号 925‐0026
 石川県羽咋市石野町ト 13‐1
 能登半島地震被災者支援センター

代表 黒梅 明様宛

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