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Zoomで行われた全借連三役会議(3月22日)(左から田中会長、細谷事務局長、綾事務局次長、馬場副会長、上野理事以上5名) |
全借連三役会議が3月22日午後3時からオンラインで開催されました。会議には、田中祥晃会長、馬場博副会長、細谷事務局長、綾達子事務局次長、狩俣副会長に代わって上野精一理事(大借連副会長)が参加しました。
田中会長より挨拶があり、細谷事務局長より報告事項と議題の提案がありました。綾事務局次長より昨年10月以降の会計報告と3月12日の住まい連と全借連の共同記者会見の内容が報告されました。
コロナ禍でも地上げ問題が
3月19日に住生活基本計画が閣議決定されましたが、全借連をはじめ多くの団体や個人から出された住宅問題解決の提言や意見が全く基本計画には盛り込まれませんでした。なお静岡借組の組合長で常任理事の薮田豊氏が2月に死去されたことが報告されました。ご冥福をお祈り致します。
討議事項では、コロナ禍の住宅問題や住宅困窮者の相談事例が交流されました。兵庫では病気や障害者の方などから生活保護の申請が増えています。兵庫・京都・大阪では地上げ屋の追い出しや家賃の大幅な値上げなど嫌がらせ行為が横行しています。
自力救済容認大阪高裁判決
家賃債務保証会社問題では、保証会社フォーシーズの契約書の自力救済行為の差止請求事件で消費者機構関西が提訴した事件で、大阪高裁が消費者契約法違反に当たらないとした判決について、このような判決を許すことはできないと追い出し屋対策会議等と連携することが確認されました。保証会社の法規制を求める運動に積極的に取り組むことを議論しました。
総会の開催時期等今後判断
今年11月以降開催予定の全借連総会について、コロナの感染終息が見通せない中で、開催については時間をおいて判断することになりました。家賃補助の国会請願の日程についてもコロナの感染状況を見て検討します。
組織の拡大強化では、拡大や組織活動、最近の相談事例など各組合に定期的報告を求め、全体で交流ができるよう取り組むことを確認しました。 |