国民の住まいを守る全国連絡会(住まい連)と住まいの貧困に取り組むネットワーク(住まいの貧困ネット)などは2月23日、「公共住宅団地と都市再開発―その実態と居住問題」シンポジウムを東京都港区内で開催しました(写真)。
新建築家技術者集団の鎌田一夫氏は1964年東京オリンピックのために青山通りの拡幅の際建設されたUR市街地住宅の歴史に触れながら都営住宅青山北町アパート建替えの「北青山三丁目プロジェクト」の問題点を指摘しました。
住まい連の坂庭国晴氏は「UR住宅の削減・譲渡の現状と当面する住宅確保のいくつかの提案」▽耐震補強を行い継続居住▽居住者の移転住宅を確保▽再開発後建物に従前居住者用住宅を確保▽低家賃シェアハウスを含む住宅の建設―などを強調しました。
東京合同法律事務所の福井俊之弁護士が情報開示請求で届いた黒塗りの資料を示し居住者支援の経過と今後について報告しました。
居住者の方も感想や意見を述べました。
ドキュメンタリー映画(さようならUR)監督の早川由美子氏がUR高幡台団地73号棟住民の最近の様子など発言し裁判支援などについても意見を交流しました。(編) |