全国借地借家人組合連合会 国民の住む権利を守る強い組織
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組合員拡大月間成功させよう
全借連会長 田中 祥晃

 今年は猛暑の夏で皆様におかれましてはいかがでしたでしょうか、案じております。

 そして猛暑の中で相談活動に邁進されていることに敬意を表します。

(1)全借連の輝かしい歴史

 私たち全借連は1967年に結成されて以来「安くて住みよい公共住宅の大量建設」の要求を中心にすえ、地代家賃の不当な値上げに反対し、賃料増額につながる固定資産評価替えに反対し、借地借家法改悪に反対し、借地借家人のくらしと、住みつづける権利を守って46年の長く輝かしい歴史を持っている組織です。

(2)私たちを取り巻く状況

 私たちの組合は、高度経済成長で人口が都市に集中し、人口が増加し、公共住宅の大量建設を要求してきました。その多くは、民間の木造賃貸住宅の借家住まいのため、そこで不当な地代家賃値上げに悩み組合に相談が持ち込まれ組合が発展しました。

 1991年バブル崩壊後、長く低迷する不況により都市に集中していた企業の撤退や高齢化で都市の人口が減少しそこに住んでいる借家人も減少が相まって全国的に組合員が大きく減少する結果となった。

(3)全国行脚で学んだもの

 私は一昨年、全借連の会長に就任した時、全国の借地借家人組合を「全国行脚」をすることを約束しました。

 まだ全部を回ることになっていませんが、多くのことを学ぶことができました。

 どこの組合も共通の悩みは組合員も役員も高齢者であること、そのため後継者不足と組合員数も減少していることです。

 私はこの組織の素晴らしさも知りました。

 日本の高度成長で経済成長とバブル経済の崩壊まで地代家賃値上げ、敷引問題、更新料問題、修繕問題、原状回復問題、家賃滞納問題、バブル時の地上げ問題等借地借家人の住み続ける権利を守る闘いで多くの経験と実践を積重ねてきた実績を持った優秀な人材の集団する誇るべき組織です。

 この有能な人材を生かし、組織拡大に生かされていないのは会長の私の責任でもあります。

(4)全国で800名の新組合員を迎え第30回総会を成功させよう

 「全国行脚」で学んだ今後の方向です。

 今までの運動は相談者が借地借家人組合を訪ねて来て組合加入するケースが多かったため待ちの姿勢の活動であったがこれからは打って出る活動が求められています。

 私の所属する組合では毎年で60名〜80名の加入者がありますが、その80%は地上げ屋による立退き相談です。今、全国で民間の賃貸住宅の空き家が756万戸あると言われ宅建業者が空き家住宅を買い取りそこに残された高齢の借家人を安い立退き料で長年住み慣れた住宅を追われる相談が激増しています。

 それ以外でも借地借家問題を掘り起こし、相談すれば拡大の条件はいくらでもあります。今こそ「外に打って出る活動」が求められています。

(5)拡大達成のためすべての手だてをやりつくそう

1、すべての組合が役員会を早急に開き拡大目標を持とう

2、すべての組合員がネットワークを作り、広げるため身近な友好団体や運動の理解者や協力者に協力組合員、賛助会員、サポート会員になってもらいましょう。

3、多くの組合員に協力を求め、空き家住宅地域に宣伝ビラの配布で大量宣伝に取り組もう。

4、組合員の自宅や友人、知人の家にポスタ―の掲示をお願いしょう。

5、全組合員に組合員加入の全借連の新聞購読者紹介カードをお願いしょう

6、第30回総会までに目標達成、組合の表彰とします。

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