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全借連新聞から

東日本大震災への救援活動はじまる

 3月11日の東北地方太平洋沖巨大地震が発生した直後から、全借連本部は、被災地にある組合と連絡を取るなど被災状況をつかむとともに、会長アピール(全文)を発表しました。

 この訴えに呼応し、大阪、尼崎で街頭募金を組織し、東京やその他の組合では募金の訴えを行い、組合員の協力をお願いしました。

大 阪

 三月一一日午後二時四十六分ごろ東日本巨大地震が発生し、連日マスコミで被災地の状況が報道されています。

 この震災の被災状況は、戦後最大の規模となり、十六日正午現在、死亡者数は四千九百五十七名以上、安否不明一万五千八百二十四名以上、避難者数概ね五十四万人となり、十六年前の阪神淡路大震災に比べものにならない被災となり、さらに増える様相となっています。

 さらに、大阪府と大阪市は、被災地から避難されてくる被災者へ一年間に限り無料・無条件で入居できる救済措置を取りました。

 大借連常任理事会は、十五日近鉄布施駅北口で予定していた家賃補助制度創設の統一街頭署名活動を急遽変更し、「東日本大地震救援募金」の訴えを十二名が参加して取り組みました。その結果、わずか一時間で四万二千百五円の募金が寄せられました。

 この募金活動では、中学生をはじめ多くの若者から「おこづかいの一部を」とか「どこに届けたらよいのか迷っていた」とか「テレビを見て同世代の被災者が必死になって身内の安否を探している姿を見て涙がでた」とかを語り財布やポケットからお金が出されていました。

尼 崎

 尼崎借組役員会で東日本大震災で今できることは何かと募金活動を決定し、3月19日、救援募金をJR尼崎駅北側で10名が参加して行いました。

 住み慣れた所に住みたい・今後の生活の目途が立たず不安が募っています。今こそ、救援、住民参加の復興活動は待ったなしです。

 「阪神淡路大震災で全国から助けられ、今度は恩返ししたい」。

 いまできることはなにかと自分に問われ、学生からも募金に協力されました。1時間で金36、532円の募金が集まりました。

 なお、組合員に全借連新聞3月号に郵便振り込み用紙を折込み救援募金にご協力を訴えに応えて集まりつつあります。被災者の復興を励まし喜んでもらえば私たちを励ましてくれますし、連帯をさらに強めましょう。

 募金は全借連本部に責任もって届けます。

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