本来の組合活動の在り方で研修
東借連2010年夏季研修会を開催
支部班を 基礎にした活動等で交流
組合員が主人公の持続可能な組織に
|
東借連夏季研修会であいさつする佐藤会長 |
東借連主催による「夏季研修会」が9月5日午後1時30分から豊島区東部事務所において、8借組から25名が参加して開催された。
生駒勝美副会長の司会で開会され、はじめに佐藤冨美男会長は開会あいさつで「昨年の東借連総会の運動方針で定期的な総会や役員会の開催ができていない組合について組合の存続にも影響していると指摘したが、その後品川・西部の両組合が東借連を脱退し、組合が消滅するという問題が生まれた。この研修会を通じて組織をどう存続させ強化していくか、各組合の経験を交流し、良い点や困難な問題も学びあい各組合で検討してもらいたい」と訴えた。
6借組が活動の経験を報告
|
報告する大田借組の菊池副組合長(右) |
次に「本来の組合活動の在り方〜各組合の活動の経験に学ぼう」との研修テーマにそって6借組より活動の報告が行われた。大田借組の菊池健副組合長からは大田借組の支部・班活動を中心に報告がされ、「組合員が近くに二人以上いれば新聞を配布してもらい組合員相互のつながりを持ってもらう活動を通じて自然に班長さんになってもらっている。班のあるところでは組合の総会・旅行会に参加する人が多い」と指摘があった。
江東借組の渡辺かつ子幹事からは大島と北砂の2つの班の班会議の内容が報告され、新しく役員になる方には相談員として立ち会ってもらう中で自分の問題に置き換えて考えてもらう経験を語った。
足立借組の若色栄一副組合長は3年前の総会で事務局長が退職した途端に、役員が半数以下に減少するという困難な状態の中で新しい役員を補充し、支部や班を基礎に活動している内容が報告された。
東京多摩借組の岩松茂登雄理事からは学習会をこの5年間に延17回開催し、延175名の組合員が参加し、借地借家法を中心に様々なテーマで学習し、学習活動を通じて新しい役員が育っている経験が報告された。
荒川借組の小泉幸冶氏からは昨年の11月から荒川区の各地域別に会員を中心に一般にも呼びかけて学習相談会を行った経験が報告された。
城北借組の佐藤事務局長からは「組合の拡大強化について、相談活動の改善と役員体制の拡充について」と題して報告がされ、昨年の総会で27名の役員が生まれ、30代・40代の若い役員や女性の役員が増えていることが報告された。組合の相談活動では請け負い活動はせず、「組合は自分で頑張る人を応援し援助する」ことをよく説明しているとの指摘があった。
討論では、組合ニュースや組合の財政、学習活動等について活発な意見交流がされ、最後に細谷紫朗事務局長が閉会のあいさつを行った。 |