なくそうハウジングプア!
住まいの貧困ネットが集会とデモ
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新宿駅西口をデモ行進する貧困ネットワークの皆さん |
住まいの貧困に取り組むネットワーク主催の「なくそうハウジングプア!立ち上がろう借家人! 設立1周年記念集会&デモ」が3月22日午後1時30分から新宿農協会館会議室で開催され、約130名が参加した。
ネットワークの代表世話人で住まい連代表幹事の坂庭国晴氏が開会のあいさつを行ない、昨年3月14日に設立されたネットワークの活動について報告した。当事者発言では、多摩借組の細谷事務局長が発言し、昨年の大阪高裁や京都地裁で更新料無効判決があってから、民間賃貸住宅の居住者から更新料の相談が増えていることにふれ、「今こそ法的根拠のない更新料をなくしていこう」と訴えた。
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住まいの貧困ネット1周年記念集会 |
パネルディスカッションではサポートセンターもやいの稲葉剛氏、全国追い出し屋対策会議代表幹事の増田尚弁護士、法政大学名誉教授の本間義人氏よりそれぞれの立場から居住貧困の問題や追い出し屋問題等が報告された。本間氏は「居住貧困を一掃するには生存権としての居住権を確立した住宅法制を創設させなければいけない」と強調した。
4団体から連帯アピールがあり、最後に「住まいの貧困をなくすために」と題する集会アピールが採択され、集会は午後5時に閉会した。
集会後、参加者は横断幕やプラカードを等を掲げて、連休で賑わう新宿駅周辺をデモ行進し、「ハウジングプアをなくそう」と訴えた。 |